製造工程

一本一本手作業の手綯製造だからこその味わい。

末永くご賞味頂けるよう、

より良いおいしさを求めて日々努力しております。

精選された原料により、他に類のない口ざわりと風味をもって居り、腰のあるさらりとした軽い食味は代々受け継がれてきた技法を忠実に守り、一本一本の純手作業によるところの手綯製造だからであります。

当社稲庭宝泉堂では、代々受け継がれた伝統と技術を忠実に守り皆様方に秋田名産稲庭宝来うどんの味を御賞味されます様念じて生産致して居ります。

純粋な手綯いと自然乾燥のため練りから製品まで3~4日かかり、手間隙かけ熟成することにより、うどんのうまみ引き出されます。

尚、手造りにて油(食油)を一切使用しない製法ですので、酸化腐食がなく製造後3カ月~2年位までが最も美味しく召上られます。

稲庭宝来うどんは、水は栗駒山系の伏流水を用い峡渓明媚の大自然の中で生みだされている別製品でございます。

1日目 うどん生地作り

●練り
数種類の小麦粉をブレンドし、塩水と混ぜ合わせミキサーで大練りする。
(季節や天気によって塩水の量や生地の硬さが変わるため職人は一時も離れることはありません)
その後、小半日かけて手もみで丹念に練る。

桶に入れたまま熟成させる。

●圧と延
熟成の後、打ち棒で平らにのし、板状にするめん線切り出し板状にしたうどん生地を約3センチ幅に切る。

●小巻
切ったうどん生地を渦巻状に桶の中に巻く。

一晩寝かせてさらに熟成させる。

2日目 めん作り

●綾かけ
小巻されたうどん生地を、よりをかけながら二本の棒の間を8の字にあやがけする。 (よりをかけながら均等の太さで手綯いするのは至難の業。職人の技が光ります)

熟成のため木箱に入れて寝かせる

●つぶす
綾かけされた麺を麺棒でつぶす。

(この作業はかなりの重労働。前傾姿勢で力作業を繰り返すので腰に負担がかかります)

熟成のため木箱に入れて寝かせる

●延ばす
掛け台に掛けて、麺の様子を見ながら三尺六寸(約140cm)

の長さに延ばしていく。扇風機、熱風、換気扇を使い、うどんを乾かしながら箸入れをする。

(急に伸ばすと切れてしまうので徐々にゆっくりと延ばしていきます)

別室にうどんを移し一日休ませる

3日目・4日目 乾燥・裁断

●3日目 乾燥
その日の天気・温度・湿度に合わせて乾燥する時間を変えます

そのまま一日乾燥

●4日目 乾燥
前日同様、乾燥し仕上げる。

(やはりその日の天気・温度・湿度に合わせて乾燥の時間を変えます)

●裁断
乾燥の終わった稲庭うどんを各長さに切り出します。

5日目以降 選別から出荷

●選別
全工程が手作業なので、太さの違うもの・運んでいる最中に折れてしまうものがあるので選別して寄せておきます。

(はぶかれてしまったうどんは「お得用」として商品となります)

●出荷まで
選別後も、金属探知機にて検品、袋詰め・箱詰め、ダンボール梱包を経て、お客様の元へ出荷となります。

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